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シングルマザーの暮らし、健康、育児をメインにした雑記ブログです。

【HSP】人一倍繊細な人の特徴と対処法

「はじめに」の記事でもお話しましたが、私は以前から人との違いに悩んでいて、いろいろと調べている中でHSPという気質があることを知りました。

病院で診断されたわけではありませんが、こういった気質があることを知ることで考え方や見方を変えるきっかけになりました。
※その後、心療内科を受診し、広汎性発達障害や特性不安(HSP)であることがわかりました。

今回はHSPの特徴や対処法についてお話したいと思います。

HSPとは?

HSPは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、感受性が強く、感覚が敏感など「人一倍繊細な気質」をもつ人のことをいいます。

HSPは生まれつきの気質であり、病気ではありません。
全人口の15〜20%、約5人に1人がHSPと考えられています。

HSPの特性

HSPには4つの特徴的な性質があります。

①考え方が複雑で、深く考える
②過剰な刺激を受けやすく、疲れやすい
③感情の反応が強く、共感しやすい
④些細な刺激に気づき、感覚が鋭い


HSPはこういった性質を持つがゆえに、とても疲れやすく、ストレスを感じ、生きづらさを感じている人も多いです。

最近ではいろんな芸能人が公表をして、耳にする機会が増えたと思います。

私の場合、物事を深く考えすぎる、他人の気分に振り回されやすいなど、対人関係に敏感で、考えすぎて言葉に詰まったり、動けなくなってしまいます。
他にも涙もろい、眼鏡やマフラー、腕時計など身体に身につけるものが苦手、音や光に敏感などがあります。

悪循環に陥りやすい

HSPは共感力や洞察力が高く、相手のちょっとした仕草や言動で気持ちを察して、相手の立場に立って行動できる反面、
相手の気持ちを深読みしすぎたり、「こんなに悩んだり、疲れるのは自分の努力や我慢が足りないからだ」と自分を責めたり、みんなやってることだからと無理に周りに合わせようとして、ますます生きづらさを感じてしまいます。

刺激を減らして心地よい生活へ

先ほどお話したようにHSPは病気や障害ではなく生まれ持った気質です。

その為、HSPの治療法はありません。
しかし、HSPの特性を理解し、行動や環境を変えることで生きづらさを感じにくい生活を送ることは可能です。

例えば、

・共感力が高いがゆえに人の気持ちに振り回されやすく、疲れやすい。
→無理に苦手な人と仲良くする必要はありません。
苦手な人とは適切な距離を置き、緊張しにくい環境を選択してみましょう。

・光や音など外からの刺激に敏感すぎる
→サングラスやイヤホンなどを活用して刺激を調整する。
人一倍繊細な気質を持つHSPは、ストレスや疲れを感じやすいため、1人の時間や、心を落ち着かせる場所などを作り、ゆっくりすることも大切です。


最初は人と距離を置くことに抵抗があったり、人の反応が気になったりすると思います。
でも、笑顔で挨拶をするなど最低限意識して、あとはここぞという時に頑張れば大丈夫です。
という私もまだまだ模索中ですが。

特性を強みに変える

一見短所のように思えるHSPの特性も優れた能力です。

・共感力の高さは相手の気持ちの変化にすぐ気づくことができ、気持ちに寄り添うことができる。

・感受性が豊かで色々な物に深く感動できる。

・鋭い洞察力は些細なことに気づき、ミスを防いだり、改善したりできる。


自分の傾向を知ることで、短所だと思っていた特性を強みに変えることができます。

HSPを知るまでは普通にできないことに自己嫌悪に陥っていましたが、自分の特性を知ることで、「こうしてみよう、ああしてみよう」と行動できるようになり、「これでいいんだ」と思えることで余裕もうまれ、少しずつ気持ちも楽になりました。

試行錯誤の日々ではありますが、これからこのHSPとうまく付き合い、本来の目標である『ありのままに、楽しく笑顔で生きる』を私なりに実現したいと思います。